映画『スクールオブロック』(あらすじ、ポスター考察)「日本の教育をつぶせ!」?

ひとこと作品紹介

ロック好きな熱い男デューイが、とあるきっかけから名門小学校で生徒たちとロックバンドを結成する心温まるコメディドラマ、スクールオブロック

こんな方におすすめかも

元気になりたい。子供たちの頑張る姿が好き。ハッピーな気持ちになる。そこまで頭を使わずにみたい。

あらすじ

ロックギタリストのデューイは、バンドメンバーとうまくいかずバンドを追放されてしまう。また、同居人の親友ネッドのアパートから家賃滞納で退居することになりそう。追い詰められたデューイ。そんなとき、ある電話がきっかけで、ネッドになりすまして教師になることに。そこで、生徒たちが音楽に携わっていることを知ったデューイは、彼らとバンドコンテストに出場しようと画策するが、、、。

ポスター考察

日本版

引用
©パラマウント・ピクチャーズ

まず日本版を見てみると、中心に主人公のデューイがいて、ギターを弾いている。その後ろに8人の生徒たち、服装は制服を着ていますね。生徒たちは、あんまりロックする感じは無いですけど、真ん中の主人公がこれから後ろの生徒たちに何かしら関わっていくんだろうなぁと予感させるビジュアルになってます。

キャッチコピーを見てみると、「日本の教育をつぶせ!」と書いてあって、なかなか過激なコピーですね。あとは「全米No1教師にまかせろ!」とも書いてあり、一体なんの教師でなんのNo1なのか気になりますね。背景色は白で、映画のテイストとしては明るいものなのかなと推し量られます。

アメリカ版

引用
©パラマウント・ピクチャーズ

一方アメリカ版のポスターを見てみると、中心にいる人物と後ろの生徒の数は日本版と同じですが、生徒の服装が異なっていますね。こちらはもうバリバリバンドやるぜというような服装で、スクールオブロックというタイトルを象徴した格好になっていますね。

キャッチコピーはどんなものが書かれているかというと、「We don’t need no education」で「教育なんて必要ない」と、日本語のものとはニュアンスが全然違いますね。

このキャッチコピーはバンドのピンクフロイドの「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール」という曲の一節からとったようで、当時の閉鎖的な学校教育への反発的な歌詞とこの映画の内容とがマッチしたんではないでしょうか。

両ポスターの比較

アメリカ版のポスターは、まさにタイトルに沿った表現になっていましたね。生徒の服装やキャッチコピーがそれでした。一方で日本版はというと、興行成績のことが書かれていたり、生徒の服装が制服の状態だったり、割とマーケティングを意識したような表現になっているかなと。

つまり、映画見に来てください!アメリカで売れてますよ!これからこのおとなしそうな生徒たちどうなると思いますか!?というように広告的要素が大きかった印象です。一方で、「日本の教育をつぶせ!」という文言などは、昔の洋楽のCDの邦題をオマージュしているのかなと、興味深かったです。面白い邦題のものが昔は結構あったみたいですね。

ポスター考察、初回ということで少し雑然としているところもあったかもしれませんが、いかがだったでしょう。あまり好まれない「いかがだったでしょう」締めになってしまいました。書き手としては、いろんな気づきもあったので続けていこうかなと考えております。この作品の考察や感想は次回の記事に綴りますね。