映画『ザ・ハッスル』感想・解釈 嫌われない詐欺師になるためには

前回は米津玄師『さよーならまたいつか!sayonara』についてでしたが、今回は映画『ザ・ハッスル』について綴っていきます。あらすじ等については、以下の作品情報もしくは映画.comからご覧ください。それではいきましょう。

作品情報

映画『ザ・ハッスル』感想・解釈

面白かったところ

面白かったですね。下ネタ多めでしたけど、個人的に1番面白かったのは

下ネタではない、スマホの画面にメデューサが出てくるところ。

これだけじゃなんのことかわかりませんけど、物語の終盤で結構大事な場面。そこで飛び出すあのやりとり。面白かったですよね。

あとは、音楽とオープニングのアニメーションも良かったです。

嫌われない詐欺師になるには

ところで、映画の中で出てくる詐欺師、それが主役だとすると、どうすればその人物に嫌悪感を抱かずに作品を観ていられるでしょうか。ふつう、詐欺師は悪人で嫌なやつですもんね。

詐欺師の流儀

このハッスルを通して思ったのは、まず詐欺師は詐欺師なりのやり方を持っていること。

お金が大好きなのはもちろんなんですが、その仕事のやり方ですね。

ターゲットの選び方にこだわりがあるかどうかとか、どうやって、なぜ詐欺を働くのかとか。

ただ金目当てだと何の魅力もないですもんね。

被害者の人柄

あとは、騙し取られる人物も多少嫌なやつっていうのが特徴かなと思います。例えば外見で人を判断するような人だったり、セクハラをするような人だったり、詐欺師と同じように金に目が眩んでいるような人だったり。

罪と罰

で、もう一つ重要なのは、しっかり詐欺師は詐欺師としての罰っていうのを何かしら受けるというところですね。

変な言い方ですが、ちゃんと悪いことをしているので、それに対しての何かしらの報いをある程度受けるという。

そうするとなんとなく嫌な感じにはならない気がします。

嫌われない詐欺師の3条件

なのでまとめると

1.仕事に流儀がある。

2.被害者もなかなか悪い奴。

3.多少の罰は受ける。

この3つの要素が揃ってると、なんとなく嫌われない詐欺師が出来上がるんじゃないでしょうか。どうでしょう。

こんなに頭を使わずに見た映画は久しぶりです。すっきり爽快面白いという感じで。

ただ、下ネタが苦手な人は観るのをちょっと控えたほうがいいかもしれませんね。

今回は映画『ザ・ハッスル』について綴ってみました。次回は映画『アイデアオブユー』の予定です。以下に「関連アイテム」や「次に鑑賞するなら」を並べてありますので、よかったらご覧くださいませ。

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