前回は映画『花束みたいな恋をした』についてでしたが、今回は映画・漫画『金の国 水の国』について綴っていきます。あらすじ等については、映画.comや公式サイトをご覧ください。それではいきましょう。
映画・漫画『金の国 水の国』感想
映画・漫画『金の国 水の国』、どちらも観ました読みました。映画も漫画も。恋をしたら、その思いを誠実に大切に育んでいくことの尊さを感じました。それはどんな身分や立場にある人も変わらない。
映画は、主演2人の声が登場人物の誠実でおちゃめな人柄を表していてとてもよかったです!賀来賢人さんと浜辺美波さん。
映画と漫画の違い
大雑把にいってストーリーは一緒です。でも映画と漫画で受ける印象が全く違いました。これなんでなんでしょう?考えてみたんですが、描き込みの違いかなぁと思いました。
原作の漫画から説明すると、漫画はもう完璧なんですよ。ひとこまひとこまの描かれているもの、登場人物や風景、そしてそれらを彩る美しい花々。
ページで見ても、細かく書き込まれたところとそうでないところ、バランスとして見たときに完璧。
それに対して映画はどうかというと、やはり漫画みたいにコマのサイズを変えられないとか、いろんな条件があったと思います。
原作の漫画と比べて、見た目がすごくシンプルな印象でした。あとは漫画で装飾されていた花々やお姉さま方の側近の人々も映画の方では描かれていなかったり。
物語をどう描くか
先にも述べたようにストーリーはほとんど一緒なんですけど、映画・漫画を鑑賞したとき、そのストーリーをどういう絵で見せるか表現するかで、こんなにも作品の印象が変わるんだなぁっていうのが驚きでした。
お話の説得力とでもいうんでしょうか。
なので、もしどちらも見てないとか片方しか見てないって言う方がいらっしゃったら、ぜひ両方見て比べてみるっていうのも面白いかもしれません。
話の筋で物語を理解していたと思っていたんですが、今、目に映る絵そのものが物語性を帯びている。そういう不思議な感想を持たせてもらった、映画・漫画でした。
今回は映画・漫画『金の国 水の国』について綴ってみました。次回は漫画『海辺のストーブ』の予定です。以下に「次に鑑賞するなら」を並べてありますので、よかったらご覧くださいませ。