目次
作品紹介とおすすめポイント
ひとこと作品紹介
やもめ暮らしのフランクが実家に帰ってこない子どもたちに会うため全米を渡るファミリードラマ。
こんな人におすすめかも
父親が肯定的に描かれる話が好き。過ちと後悔。コミュニケーションのずれに可笑しさを感じる。少し悲しいけど感動できるファミリー映画が好き。ドリュー・バリモアが出てるなら観る。ロバートデニーロもいるよ。
感想と考察
ここからは一部に作品のネタバレになるような内容を含みます。そのため、鑑賞後に読んでいただくことを推奨します。
作品の魅力と疑問点
この作品の魅力といえば、父親と子供たちが全然噛み合ってないところの演技だったりとか演出だったりとか面白かったですね。
例えば子どもが言ったことに対してお父さんが聞き返したりとかお父さんが聞き返して言ったことに対して子どもたちが聞き返したりとか。
これ普段しゃべってる人だったらそんな事は無いけど、この親子ってあんまり意思疎通というかコミュニケーションとってないんだなっていうのがわかる描写でそれはすごく見てて面白かったです。
疑問点としては最後の場面でロージーですか、次女のパートナーは一緒に実家に来てるんですけど、長女の夫は来てないんですね。なんでしょうね。ちょっと夫婦間がうまくいってるかうまくいってないかの違いで家に呼ばれるか呼ばれないか、また忙しいというのもあったのかもしれませんが娘の旦那とお父さんの関係性はどうなんだろうなあと。
父親に従順な子どもはどうなるか?
うーんというタイプの映画でしたね。何がうーんかっていうと、ほとんど誰にも良い影響を与えずに、何か後悔を抱えた人間が周りから励まされ愛されて自分は愛されたんだと気づく出来事があり、そして最後はなんとなく前向きになって話が終わっていくという、うーんな話です。
結局後悔して気持ち入れ替えてじゃあ具体的に何するんだって言うところが一切ないんですね。そこはなんかふわっとなんとなく伝えてるような感じで。後悔はするけど、それに行動が伴っているかどうかは映画を見てる限りではうっすらとしか見えてこない。結局周りの人間の優しさでなんか生かされて自分前向きみたいな。ただこれは僕に、コミュニケーションのとれる理想の父親像があるからかもしれません。そのため、不器用でも愛情のある父親に好感が持てる人にとっては違和感なく鑑賞できる内容になっているかもとも思います。
ストーリーですが、4人の子供を持つ父親が奥さんの死から8ヶ月ぐらいですかね経ったこともあり、子供たちを実家に呼んだけど誰も帰ってきてくれないと。じゃあもう自分から行ってやろうっていうことで、1人1人女2人男2人の娘息子たちのところに足を運ぶ。
舞台はアメリカなのでやっぱり広いですね。みんないろんなところにいるので、父親はやれバスを使ったり電車を使ったり長距離移動します。
そこで自分が今までやってきた、父親がやってきた仕事、電線に塩化ビニールをつける仕事ですかね。その電線が象徴的に乗り物に乗るたびに出てくると、俺がやった仕事だぞと言わんばかりに。
で、結局1番最初に父親が会いに行った子どもデイビットにだけ会えなくて、結局もう言っちゃうと死んじゃってるんですね。で他の子たちには会えるけどでもなんかどうやらお父さんが思ってた生活とはちょっと違う暮らしぶりだったり、そんなこんなで父親はのちにデイビットの死を残った子どもたちから聞かされることになります。
デイビットが死んだ後に、いくつかのことがわかります。彼はアーティスト、絵描きなんですけど、小さい頃からアーティストになれと父親から言われ、アーティストになったんです。幼少期、絵を描くのが好きだからペンキ屋になるとか言ってたんですけど、父親がペンキ屋はダメだと儲からない、アーティストになれとデイビットに促したそうです。
で、デイビットが生前そういう風なことを周りの人に言ってたっていうのをデイビットの死後に父親は知ります。つまりお父さんの影響をしっかり受けちゃってたわけですね。そしてある画廊の担当の人がデイビットの描いた絵を父親に見せてくれるんですね。そこに描かれていたのが電線です。そう、お父さんがやってたお仕事です。もう父親はここで感無量ですよ。だけど僕はここでふと思ってしまいました。親父に従順な人間は死ぬ。と。そういう恐ろしい教訓を得てしまいました、、、。ただ繰り返しになりますが、これは僕に、コミュニケーションのとれる理想の父親像があるからかもしれません。だから少し穿った見方をしているのかも。不器用でも愛情のある父親に好感が持てる人にとっては感動できる内容になっているのかもしれません。
次に鑑賞するなら
映画「最初の晩餐」
ひとこと作品紹介
ある家族が父親の通夜に出された料理をきっかけに故人との繋がりを取り戻すドラマ。
おすすめポイント
- 父親が肯定的に描かれている。
- 父の偉大さに触れる。
- 染谷将太の演技が良い。
漫画/ヤマシタトモコ『違国日記』
ひとこと作品紹介
ある小説家と、その姉の遺児との暮らしを描いた心揺さぶるヒューマンドラマ。
おすすめポイント
- 父子を含めたさまざまな人間関係に触れることができる。
- 現代のひとりひとりに関わる問題に向き合える。
- 他人との付き合いや自分の在り方に対する苦悩への1つの答えが描かれている。